注文住宅の建築費が建売住宅より高くなる理由
注文住宅の建築費が建売住宅より高くなる理由
一般的に、注文住宅と建売住宅を建築費で比較すると、注文住宅の方が費用が高くなります。同じ仕様の建物を複数件建てて消費者に販売する建売住宅は、大量調達によって資材や設備の購入費を抑えることができ、人件費も抑制することができ、販売価格にも反映させられます。これに対して注文住宅では、ケースによっては購入者の理想を実現するためにオリジナルの資材や設備を用意しなければならない場合があります。1件の住宅のためだけに用意する建材や設備はつくるのに手間がかかる分、価格も高くなりがちであり、こだわりを持てば持つほど建築費もどんどん膨れ上がっていきます。 住宅を購入するにあたっては、ほとんどの人は事前に予算を組むはずです。住宅の購入費用を予算の範囲内におさめたい場合、自身の理想の住まいが具体化されている建売住宅が見つかったら、そちらを選んだ方が良い買い物になる可能性があります。しかし、あくまで注文住宅にこだわるのであれば、設備や資材、工法などの選択において妥協が必要になる場合があるということは留意しておきましょう。
注文住宅の土地代を払い込むタイミングはいつなのか
注文住宅を建てるために土地を購入した場合、土地代は通常「売買契約を結ぶ時」と「土地の引き渡しを受けるとき」の2回に分けて支払うことになります。 売買契約締結時には、仲介手数料の半額と手付金を支払います。手付金は、注文住宅の土地代の1割に相当する費用が相場です。払い込みは現金もしくは小切手で行うことになるので、売買契約の手続きを行う日が金融機関の休業日と重なる場合は、払い込めるだけのお金を前もって準備しておく必要があります。 売買契約のときに支払わなかった代金は、引き渡しの際に全額決済されます。この段階では金融機関の住宅ローンの申し込みが済んでいて、つなぎ融資か分割融資のどちらかが可能な状況になっているはずなので、払い込みでは借入金が用いられるでしょう。もし、一部を現金で支払いたいのであれば、ローンの融資が実行される金融機関の口座に払い込みにあてるお金を事前に振り込んでおくと、引き渡し当日の決済でトラブルが起きずに済みます。